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疾病シリーズ 「脂質異常症」 脂質異常症はなぜいけないの?

本日は弊社が運営しているレシピサイト「カロレピ」の管理栄養士の健康コラムをご紹介します。

40歳を過ぎた頃から、健康診断の結果で、「中性脂肪が高め」「LDLコレステロールが高め」といった指摘を受ける方が多いのではないでしょうか。
しかしながら、中性脂肪が高かろうと何の自覚症状もありませんよね。
LDLコレステロールに関しては、肥満との関連性も少ないため気にならないかもしれません。
それでは、なぜこれらの数値が高いといけないのか?について、今回はお話ししたいと思います。

まずは、脂質異常症とはどんなものかについて説明しますね。
以前は「高脂血症」と呼ばれていたので、この言葉の方が聞き覚えがあるという方も多いかもしれません。
なぜ名称が変わったかというと、以前は血液中の脂質量が多いことが問題視されていたため「高脂血症」という名称でしたが、後に脂質の1つであるHDLコレステロールにおいては少なすぎることが問題であることがわかり、改名に至りました。

脂質異常症には、3つのタイプがあります。
高LDLコレステロール血症
  LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増加した状態
低HDLコレステロール血症
  HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減少した状態
高中性脂肪血症
  中性脂肪が増加した状態

脂質異常症だけでは、ほとんど自覚症状はありません。
そのため、定期的な健康診断などでしか発見できないでしょう。
なぜ、脂質異常症を放置するといけないのかというと、動脈硬化を進行させる危険があるからです。
動脈硬化というのは、動脈の壁がかたく厚くなって、血管がもろくなる状態です。
動脈は、心臓から体全体に酸素や栄養分を運ぶ役割をしていますので、動脈がボロボロになると、それらが体のすみずみに行き渡らなくなります。
そうすると、狭心症心筋梗塞脳梗塞という病気を引き起こしてしまいます。
心筋梗塞は、心臓の筋肉が酸素不足に陥り、突然、胸全体に激痛が起こります。発作直後、数時間のうちに半分近い人が死亡するといわれています。
自覚症状のない脂質異常症ですが、心筋梗塞の危険を考えると怖くなりますよね。
ですので、脂質異常症とわかれば放置せず医師の診察を受け、生活習慣改善に取り組んでいただけるとよいですね。
ただし、動脈硬化は、脂質異常症だけが原因ではありません。
喫煙高血圧高血糖など、様々な要因が影響しますので、ご注意ください。

参考文献:
 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」 厚生労働省

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